スキート射撃&トラップ射撃の紹介
クレー射撃ではよく耳にするスキートやトラップの他にも、左記の2種目と同じくオリンピックの正式種目になっているダブルトラップ、猟友会でよく行われるフィールドやラビット、最近出来たトリプルトラップなどいろいろな種目があります。
世田谷区クレー射撃連盟の競技会ではトラップとスキートの2種目で行われており、また国内の競技会でもほとんどがその2種目で行われておりますのでここではトラップ競技とスキート競技の国際ルールをご紹介いたします。

トラップ競技の特徴は射手の前から前方に向かって飛んでいくクレーを撃つというもので、射手の合図(コール)と同時にクレーが飛び出します。
クレーは射手の合図と同時に飛び出しますが、真っ直ぐ・右ななめ方向・左ななめ方向の3方向のうちどちらへ出るかはランダムです。ただしひとつの射台(全部で5つ)で右は2枚、左も2枚、真っ直ぐ(ストレート)は1枚と決まっていて5つの射台で5枚づつ合計25枚で1ラウンドとなっています。
スキート競技との違いは最初から銃を構えていられること、一つのクレーに対して2発撃つことが出来る等があげられます。

スキート競技の特徴は射面の同じところをクレーが飛んでいくこと、これから撃つクレーがどちらへ飛んでいくか決まっていること、2枚同時に放出されたクレー(ダブル)を瞬時に撃ち落すことなどがあげられます。
トラップ競技との違いはコールしてから0〜3秒の間にいつクレーが出るかランダムであること、一つのクレーに一発しか撃てないこと、最初から銃を構えているのではなく腰の位置に銃を待機させないといけないこと、クレーは自分の前方へ飛んでいくだけでなく目の前を横切っていったり自分に向かって飛んできたり2枚同時に飛んだりなどバリエーションに富んでいること等があげられます。

最初から銃を構えていられることや一つのクレーに2発撃つことが出来るので初心者はトラップ競技を選ぶことが多いですが、本質的な難しさという点においてはどちらも同じであると言えます。
スキートはクレーの飛び方が多様で狩猟などの場においてもその技術が活かされる要素が多いので、トラップ射手でも猟期前にはスキート射撃の練習をされる方もいます。
また多くの競技会ではスキート、トラップとも4ラウンド100ケ撃ちで競うことが多いです。
スキート・ルール
トラップ・ルール
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